★あらすじ:
僕の名前はトム。かつては人間を愛し、愛される飼い猫だったけど、ある日突然捨てられちゃった。放り出された野良猫の社会は女王不二子が支配する、完全なる実力社会。その中で必死に自分の居場所を作り、生き続ける僕。
人間を信じなくなった僕の前に現れたのが、木村だった。
木村は何処にでもいる普通のサラリーマンだったけど、会社をクビにされ、家族や社会にも見捨てられて、気付いたら僕と同じ路上生活になってた。
「ひとりぼっち」同士の僕らは心を通い合わせながら、それぞれの社会の中で、もがき続けた。
そんな中、木村に手を差し伸べようとする「泉」っていうボランティア団体の人たち。頑張ってもなかなか変わらない世の中に、自分達の活動の意義を失いかけてた彼ら。
木村もまた「泉」の人たちを拒絶した。
日増しに弱っていく木村のそばに、僕はずっといてあげたかった。
けど…
このお話は僕と木村、
そして「泉」と猫達の物語だ。